漢文とはどのようなものだったか:前野直彬『漢文入門』

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前野直彬『漢文入門 』(ちくま学芸文庫)を読みました。

本書は1968年に刊行された本の復刊だそうです。

書店でなんとなく惹かれる雰囲気があって手に取ってみたのですが、まず「まえがき」にすっかり引き込まれました。

くりかえして言うが、「漢文」を宣伝するためでもなく、「漢文」の学力を増進させるためでもなく、ただ「漢文」とはどのようなものかということを明らかにするだけの目的で、私はこの本を書く。

漢文とはどのようなものだったでしょうか。漢文の具体例として学校の教科書に載っているようなものを思い浮かべることは簡単ですが、きちんと定義しようとするとそう単純ではありません。

私自身は今のところ漢文を読む必要性はあまりないのですが、漢字、特に日本語におけるそれには興味があります。漢字についての理解を深めるのに漢文の知識が役に立つことは改めて説明する必要はないでしょう。

漢字に興味があって、上のまえがきの一節に何か感じるところがある人は、きっと本書を読んで損はないと思います。あまり厚くないし、前提条件として専門的な知識も必要ありません。

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