Windows 7 のIMEの「繫」がおかしい

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Windows 7に添付のIMEで、JIS X 0213:2004で追加された「表外漢字UCS互換」10文字のうちのひとつ「繫」(第3水準、面区点位置1-94-94)の扱いがおかしいように見えます。

これは表外漢字字体表への対応のためにJIS X 0213の例示字形を変更しようとしたところISO/IEC 10646 UCS (Unicode)との対応に問題を生じるために追加された符号位置で、第1水準1-23-50の「繋」に対する「印刷標準字体」と呼ばれるものです。目を凝らしてみると左上部分の形が少し違うのが分かると思います。私は目が悪いのでこういうのは苦手ですが...。

Windows 7のIMEではこの字を入力できるのですが、「繁」と混同されているのか、「はんえい」と打鍵して変換キーを押すと「繫栄」なんてのが出てきたりします。

そんな言葉ないよねえ、とぐぐってみたら個人ブログや質問サイトなどで「繫栄」という字面が堂々と出てきたりするので、自分の方が勘違いしているのかと不安になったりもします。まあ、変換キーを押して出てきたものをそのまま使っているだけなのでしょう。Googleでは「繫栄」を検索すると「繁栄」も出てくるようになっています。

Windows 8.1ではそういう変換はされないので、間違いに気付いて修正されたのでしょうか。

以前、SKKの第3第4水準辞書のファイルSKK-JISYO.JIS3_4の冒頭のコメントにもこの字の取り違えをした記述があったので (今は修正済み)、ありがちな間違いなのかもしれません。

ご参考まで、こうした「表外漢字UCS互換」については拙著『プログラマのための文字コード技術入門』のp. 90で説明しています。あわせてご参照いただければ幸いです。

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