2015年4月アーカイブ

PayPalでは使い方によっては本人確認が必要になることがあります。ところがこの本人確認の手続きで書類不備を指摘されて突き返され、時間がかかってしまったと、いくつものウェブサイトに体験談が記されています。今回、そうした体験談を事前調査していたにもかかわらず手間取ってしまいました。

そもそも何が問題になるのかというと、PayPalに登録している名前を、海外とのやりとりのためにローマ字表記にしていると、本人確認書類が漢字表記なので駄目だといわれるというものです。

PayPalの本人確認に使える書類にはいくつかあり、その中には運転免許証が含まれています。ポピュラーな書類なので使う人が多いでしょうが、免許証の名前は漢字表記なので、これだとローマ字で登録しているのと食い違ってしまって突き返される。

そこでとりうる手段はふたつあります。ひとつは、PayPalに登録されている名前をローマ字から漢字に変更すること。こうしたという体験談もウェブで見かけます。ただこの場合は本人確認が済んだ後でまたローマ字に戻すとしたら手間ですし、登録名の変更にしても書類のやりとりが発生してすぐには完了しないはずです。

もうひとつは、確認書類に免許証でなくパスポートを使うこと。これなら最初からローマ字が書いてあるので登録名を変える必要はありません。

今回はパスポートを使うことにしました。これと住所の記されている公共料金の領収書を補完所類として用います。スキャンした確認書類をウェブサイトからアップロードします。

ふふ、我ながら事前調査はばっちり、これで問題ないはず......。

と思ったら、書類不備とのメールが来てしまいました。なぜだ!

理由は簡単で、PayPalに登録されている名前だけでなく住所もローマ字になっていたから、でした。なるほど、公共料金の領収書の住所がローマ字になっているはずがない。

そちらはしようがないので登録されている住所を漢字表記に変更。ウェブからの操作とフリーダイアルの電話を使って再審査。

これでようやく本人確認ができました。

ネット検索すると、この件の手続きの煩わしさを記したブログ等がいくつも出てきます。そういう手間があることは先方も分かっているのでしょうから、ぜひとも、名前や住所に漢字とローマ字のふたとおりの表記があり得ることを前提としたシステムにしてほしいと思います。

コンパクトデジタルカメラ・ソニーDSC-RX100は、コンパクトカメラでありながら画質が優れていると評判の名機です。私も一眼レフのサブ機として愛用しています。

先日桜の写真を撮ろうとして取り出したところ、不覚にも電池切れで撮影できなくなってしまいました。なんたること!

がっかりしてカメラをしまって立ち去ろうとしたのですが、あれ、まてよと思いとどまりました。

スマートフォン用のモバイルバッテリーが使えるのではないか。

実はRX100の充電にはUSBを使います。普通はカメラに付属のACアダプタを使ってコンセントから電気をとるのですが、カメラとの接続はUSBケーブル。スマホと同じマイクロUSBです。

試しに普段持ち歩いているスマホ用のモバイルバッテリーをRX100につないでみたら、充電ランプが点灯しました。その状態でカメラの電源を入れて、写真を撮影できました。おお素晴らしい。

バッテリーは同じソニーのCP-V4という製品ですが、同じメーカーかどうかは多分関係ないと思います。

メーカーの推奨する使い方ではありませんし、容量的にどうなのかなど詳しいことはよくわかりませんが、とりあえず私がやってみたときは使えました。今回つなぎながら作動させただけで、充電を完了できるのかどうかは知りません。同じことをやってみて壊してしまっても責任は負いませんのであしからず。

何にしても、どのご家庭にもあるマイクロUSBケーブルを使って接続できるのはいいことだと思います。

下の写真はRX100で撮影した桜です。

Unicode 8.0では、U+301C WAVE DASH (波ダッシュ)の例示字形が変更されて、JIS X 0208/0213の1面1区33点の例示字形と同様の形になるそうです。UnicodeコンソーシアムのウェブサイトのBETA Unicode 8.0.0から確認することができます。

波ダッシュがシフトJIS等のJIS系の符号化とUnicodeとの間の変換で文字化けを生じるケースがあることは、拙著『プログラマのための文字コード技術入門』第8章で説明しました。Unicode仕様書の例示字形は問題の一部でしかありませんが、これが是正されることは良いことだと思います。

さて、上記『文字コード技術入門』は全8章とAppendixとからなりますが、波ダッシュ問題について記しているのは本編の最後である第8章です。この位置に置かれていることには理由があります。

それは、この問題をきちんと理解するためには、第1章から第7章までのほとんどの章の内容が関連してくるからです。コード表の例示字形やフォントにだけやたら詳しくても、あるいはコード変換プログラムの実装についてだけやたら詳しくても駄目で、全体像を理解する必要があります。

本書への書評に、第8章の記述についてそうした構成の意図を汲んで言及してくれたものがあって、ああきちんと読み取ってくれているのだなとありがたく思った記憶があります。(URLをなくしてしまったのでリンクできないのが残念ですが)

パラメータをちょっといじったら文字化けが直りましたといった刹那的な話ではなしに、文字コードとはそもそもどういうものであって、どんな背景にもとづいて何が起こっているのかを理解し、長期的に見てどうするのがいいのかを判断するために本書の説明が役に立てば幸いです。

プログラムのソースファイルに文字を記すときに、キーボードから入力できなかったりフォントがなかったりといった理由で、Unicodeの符号位置を使って記したいことがあります。最近の言語では似た形式でそうしたUnicodeエスケープを記述できますが、微妙に違いがあります。ここではJavaとPython, Rubyを比べてみます。

JavaのUnicodeエスケープ

Javaではバックスラッシュ(\)とアルファベットのuに続けて4桁の16進数でUnicode符号位置を記します。

例えば、\u4e00 とすれば漢字の「一」を記したのと全く同じことになります。

JavaのUnicodeエスケープはコンパイルの初期段階で処理されるものなので、文字列リテラルの中で改行を意味する \n 等とは扱いが異なることに注意が必要です。このことは『プログラマのための文字コード技術入門』第7章に記しました。

'\u' の後に記す符号位置は厳密に4桁しか解釈されないので、BMP外の符号位置は直接記すことができません。サロゲートペアの上位下位をそれぞれ \u を使って記す必要があります。これは面倒な話で、いまだにこれしかないというのが信じられないのですが、Java 8版のJava Language Specificationをざっと見たところではほかの手段はなさそうです。(見落としてるかなぁ...)

PythonのUnicodeエスケープ

Pythonにも同様の記法があります。'u' の大文字小文字2種類があります。小文字の \u は16進4桁、大文字の \U は16進8桁で記します。例えばこうなります:

>>> print u"\u9bd6"
鯖
>>> print u"\U00029e3d"        ←BMP外の符号位置、魚の「ホッケ」の漢字
𩸽

(Python 2.7.5で動作確認)

ここで横着して頭のゼロ3つを省いてしまうとエラーになります。8桁というのは無駄な感じもしますが(ISO/IEC 10646の符号空間は以前は4バイト分ありましたが、今はUTF-16の範囲に限定してしまったので6桁で十分)、Javaと違ってサロゲートの値を使わずに済むのはいいですね。

RubyのUnicodeエスケープ

Ruby 1.9以降では、 \uXXXX という形と、波括弧を付けた \u{XXXX} という2種類が使えます。前者は4桁限定、後者は5桁・6桁でもOKです。

irb(main):013:0> print "\u9bd6"
鯖=> nil
irb(main):014:0> print "\u{29e3d}"
𩸽=> nil
irb(main):015:0> print "\u{9bd6 29e3d}"
鯖𩸽=> nil

(Ruby 2.0.0で確認。nil云々は無視して結構です)

波括弧を付けない記法で例えば \u29e3d のように5桁記してしまうと、"\u29e3" + "d" のように扱われてしまいますから、こうしたときは波括弧を用います。

最後の例のように、波括弧を使う記法ではスペースで区切って複数の符号位置を並べることができます。

札幌市の円山動物園で去年の暮れに生まれたホッキョクグマの赤ちゃんが可愛すぎると大評判です。そこでTwitterから写真付きのツイートをいくつかご紹介。

母親と一緒に。

母親のララはこれまで何度も子育てしてきているので「ベテランママ」と表現されています。父親はデナリ。ホッキョクグマは母グマだけで子育てするのでデナリは一緒にいません。

出産からしばらくは「世界の熊館」を閉鎖して静かな環境で子育てに集中していましたが、この4月1日から一般公開デビューしました。ただししばらくの間は午前10時から午後3時までの公開だそうです。

動画もあります。雪の上を歩いています!

こんな場面も。

もうひとつ。

ニュース動画でも動いているところを見られます。

円山動物園は札幌の地下鉄東西線・円山公園駅が最寄りです。小さいうちに (というのは、子グマはみるみる大きくなるので) 私も行ってみたいです。

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