電子書籍の販売サイトはいくつもありますが、店によって、お得なところがあるのか、ないのか。それをよく知らないので、最近発売された結城浩著『数学文章作法 基礎編』を例にとって調べてみました。
下の表は、上記リンク先の著者サイトからリンクされている各販売サイトにアクセスして、価格表示を調べたものです。価格とポイント、キャンペーンは調査当日(2014年10月13日)現在のものですのでご了承ください。
販売サイト | 価格・税 | ポイント |
---|---|---|
kindle | ¥850 (税表示なし) | ? |
紀伊国屋書店kinoppy | ¥850 (税抜) ¥918 (税込) | 160 (キャンペーン) |
楽天kobo | ¥850 (税表示なし) | 40 (キャンペーン) |
honto | ¥918 (税込) ×0.7 (クーポン使用) | 8 |
iBookStore | ¥950 (税表示なし) | |
パブリ | ¥918 (税込) |
hontoのクーポンは税込価格から30%引きです。またkinoppyとkoboのポイントはキャンペーン中により普段より多くついてます(本来は本体価格100円につき1ポイントのようです)。上記に記載のポイントはいずれも1ポイント1円相当とされています。この手のキャンペーンはそれぞれの店によってしばしば行われているので、時によって割引率等が異なることに気をつけてください。
kindleとkobo, iBookStoreに消費税表示がないのは、今のところ海外サイトからの電子書籍の販売に消費税が課税されていないためと思われます(Amazon.co.jpもkoboも実態は海外の企業・サーバによるものだそうです)。ただ、公平性のため、近いうちにこうしたサイトの販売にも課税されることになるという報道があります。
- Kindleの電子書籍に消費税適用へ 2015年度から Googleの広告にも (The Huffington Post)
今日時点では、クーポン使用でhontoが一番安く買えるようです。ポイントまで加味すると紀伊国屋書店が次点にきます。ただ、もちろん、ポイントは次回もそのサイトで買わないと意味がありません。また、この手のキャンペーンは時によって様々なので、上の表を鵜呑みにせずに必ずその都度自分の利用サイトの価格表示を確認してください。
またもちろん、価格以外の要素も、実際に自分で購入する上では考慮に入れる必要があります。例えば紀伊国屋書店ではSony Readerに対応していることがあるので(フォーマットによるようです)、私はこちらをしばしば利用しています。
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