2014年8月アーカイブ

寄付と寄附

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あるNPOの人とやりとりしているときに、あれっと思ったことがありました。

こちらが「寄付」と書いた直後に「寄附」と書いてきたのです。もっとも、そのすぐあとには「寄付」としていたので、別段絶対にどちらかの用字でなければならないというポリシーではないように見受けられました。仮名漢字変換の学習され具合でそうなったのかもしれません。

どちらの漢字も世の中で見かけますが、さてこれらの関係はどうなのか。

国語辞典にあたってみると、「寄付・寄附」と、どちらの漢字も掲載されています。

漢和辞典を調べてみると、「付」という漢字には「つく」「つける」とともに「手渡す」という意味があるということです。「付与」「交付」等。字の成り立ちとしては会意で、つくりの「寸」が手の形を表し、他人の体に手をぴたりとくっつけることを示すのだそうです。一方「附」はもともと土盛りや小さな丘を意味する漢字だったのがのちに「付」と通用するようになったのだということです。(「漢字源」を参考にしました)

通用するようになった時期までは漢和辞典に載っていませんでしたが、多分かなり古い時期だろうから、要はどちらでもいいのでしょう。

ただ、役所の文書では「寄附」の表記が使われるようなので、上記のNPOの人の漢字変換辞書は役所とのやりとりのうちにそれに合わせるように学習されたのではないかと想像します。

今年の6月20日付けで、JIS X 0221:2014、標題「国際符号化文字集合(UCS)」が出ていました。

この規格はISO/IEC 10646に対応する国内規格です。対応するISO規格と技術的内容が一致している(identical)と説明されています。ISO/IEC 10646は、Unicodeに対応するISOの国際規格です。

何度か改正されている規格ですが、この改正版はISO/IEC 10646:2012と対応しています。

ISO/IEC 10646:2012は、一部のISO規格を無料でダウンロードできるサイトFreely Available StandardsからPDF版を入手できます。英語が苦にならなければこちらをどうぞ。なおこちらでは2013年に発行されている追補1 (Amendment 1:2013)もダウンロードできます。

一方、同じ内容を日本語で読めるJIS X 0221はJSA Web Storeから規格票の冊子またはPDFを購入できますが、なんと27000円! 大きな規格なので仕方ないでしょうか。

JR東日本のSuicaを使っている人は、Suicaポイントというポイントプログラムをご存じかもしれません。JRの中のお店などで購入金額に応じてたまるポイントなのですが、対応している店がいまいち多くなくて、そんなにたまらないと感じていました。

先日自分のSuicaポイントの履歴を見る機会があったのですが、あれっ、と、意外な履歴を見つけました。イトーヨーカドーでの使用にポイントがついている! イトーヨーカドーが対応しているなんて聞いたことないぞ。

もともとイトーヨーカドーではおサイフケータイでnanacoを使っていたのですが、モバイルSuicaにチャージするときに私のクレジットカードでは1.5%相当の還元になるので、nanacoよりこっちの方が還元率高いよなと気づいてモバイルSuicaで買い物をしてみたのですが、そのときSuicaポイントもついていたわけです。おお、なんと。

Suicaが使えるのはイトーヨーカドーならどこでもというわけではなく、JR東日本のサイトによると「関東・甲信越・東北エリアの店舗(一部店舗除く)」とされています(2014年8月現在)。一方このリンク先のページではイトーヨーカドーは「Suicaポイントがたまるお店」マークがついているので、多分Suicaの使える店舗ならどこでもSuicaポイントがつくのではないかと思います。

イトーヨーカドーにおけるSuicaポイントは200円につき1ポイントになります。

イトーヨーカドーの店舗ではSuicaポイントの表示を見た覚えがありません。nanacoを推進したいのであえて出していないのでしょうか。

ポイントの類いは今まで当サイトで扱ったことのない話題ですが、結構驚いたので書いてみました。

最近、ウェブページで、英単語の途中で行を折り返していたり日本語の禁則処理が効いていなくて句読点が行頭に来るようなものを見かけることが多いように思われて、気になっていました。

あるときなど、英語の "use" という短い単語の途中で改行されていて異様でした。なぜこんな表示になってしまっているんだろう。

どうやら、CSSの word-break: break-all という指定が問題のようです。

この指定があると、単語の境界のスペースとは無関係に、右端に来たときに何でもかんでも改行してしまうようです。

例えばYahoo! Japanの検索サイトでもこの指定が見受けられて、そのせいでか検索結果のサマリーでは英単語が途中でちょん切られてしまっています。また、ブログサイトでもこうした指定を見かけました。

おそらく、普通の単語ではない、URLみたいな長い長い文字列がきたときに右端で改行されるようにという意図なのでしょうが、普通の単語がバシバシちょん切られてしまっているのはつらすぎます。

かわりに、word-wrap: break-word という指定を使うと、行の長さより長い場合にのみ単語を途中で改行するようです。普通はこちらを使うのが良いのではないでしょうか。word-break: break-all はよほど特殊な場合にのみ使うものとみなしていいでしょう。少なくとも、普通の文章の段落に適用するものとは思えません。なおどちらの指定でも、ハイフネーションは行われず、単純に行の右端に達した所で "break" するだけです。

それにしても、"word-break" と "word-wrap"、まぎらわしいですね...。

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