2014年5月アーカイブ

ある所で「エンマーク」なる言葉が聞こえてきて耳が反応しました。通貨の円記号「¥」のことでしょう。

あまり細かいことを言うと嫌がられるしどちらでもいいようなものですが、これは「円記号」というのが文字コード業界(?)的にはオーセンティックな言い方で、ASCII/JIS X 0201の0x5Cについての問題は「円記号問題」というのが確立された五文字熟語です。JISの通用名称は「円記号」ですし、ISO/JISの文字名も "YEN SIGN" となっていて、markとはいっていません。

形式的にはそういうことになるのですが、とはいえ、signとmarkがどう違うのか、私は実はあまりよく分かっていません。もちろん一般的な語としては違いますが、このような記号を指す場合には、signもmarkも同じようなものを指して使われているように見えます。

例えば、感嘆符や疑問符は exclamation mark や question mark、引用符は quotation mark であるわけです。一方、通貨のドルやポンドや円は dollar sign, pond sign, yen signといっていて、 percent signやplus sign, minus sign, equals sign, less-than signというのも sign の仲間です。

ここに挙げた例だけだと、句読点に類するものはmarkで通貨記号や数学記号はsignなのかなという気はしますが、UnicodeData.txtをちょっとググって、じゃなくてグレっ(grep)てみると、自分の知らない用字系の記号についてmarkもsignも多数あって判断がつかないので、そう単純にいっていいのかどうかよくわかりません。ちなみに片仮名の長音符号「ー」や濁点はmarkで、著作権記号©はsignだそうです。

英語学習者用の英英辞典をひいてみると、signには「a mark or shape that has a particular meaning」とあり、一方markには「a shape or sign that is written or printed」とありました(Longman 4th edition)。signは一種のmarkでありかつ、markは一種のsignであると。循環してしまっていますね...。

滝桜Explored

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Spring colors / 共演

先月のことですが、福島県は三春町の有名な三春滝桜を見てきました。とても古くて大きなしだれ桜です。菜の花と合わせて撮影したこの写真はFlickrのExploreに入って、私のこれまでの写真で最も多くのFavoriteを集めました。

Waterfall-like cherry tree / 滝桜

全体はこんな感じ。横の方から見たところです。

Overwhelming / 圧倒

正面から。本当は青空をバックに撮りたかったのですが、この日はあいにく曇りでした。

この「滝桜」という名前の由来としては、滝が流れ落ちるような見た目と、地名が「滝」というためと、両方の説があるそうです。

函館の文字

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函館の有名な老舗洋食店・五島軒の人気メニューのカレーは、レトルト食品にもなっていて、首都圏のスーパーでも販売されていることがあります。

そのカレーのパッケージをよく見るとこんなふうに文字が印刷されていました。

五島軒カレー

函館の「函」の第1画と第2画をつなげて書いています。

函館の人はこう書くことが多いようです。私の個人的な関係者に函館やその周辺の人がいるので、私はこうした字形を以前からよく見ています。割と普通のことだと思っています。

これは早稲田大学教授の笹原宏之氏の「漢字の現在」の記事で取り上げられたことがあります。

昔からどちらの形にも書かれてきたもので、このような些細な形の違いを気にする必要はなさそうだと理解しました。

もう一点、店名のローマ字表記が「GOTŌKEN」と、きちんと長音を明示しているのが偉いと思いました。「GOTOKEN」では「ごとけん」になってしまいますからね。

これは五島軒のウェブサイトの画像でも見ることができます。

登録有形文化財の五島軒の建物は結婚式場としても人気があるそうですから、料理と建物と文字のそれぞれに注目してみるといいかもしれません。

以前私が撮影した外観。うーん、いま見ると撮り直したいな...。

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