人間国宝の第3水準漢字

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北海道新聞のウェブサイトを見ていたら、人名の一部を外字扱いしているのが目につきました。(「函館で芹沢展始まる 人間国宝 珠玉の111点」)

「日本を代表する染色工芸家で、人間国宝の芹沢★介(せりざわけいすけ)さん(1895~1984年)」とあります。「★は「金へん」の右に「圭」 」という注釈が付いています。

金へんに圭とは、「銈」ですね。この字はJIS X 0213の第3水準、面区点番号1-93-14にあります。

第3第4水準辞書では、「せりざわけいすけ」から「芹沢銈介」に一発で変換できます。

規格上は、もうこうした字を外字扱いする必要はなくなっています。後は実装をきちんとしていれば良い。第3第4水準文字コード第3第4水準フォント第3第4水準辞書の3つが、いつでもどこでも、どんなソフトウェア環境でも使えるようになっていることが必要です。

例えば、Emacs環境でいえば、Emacsが既に第3第4水準文字コードであるEUC-JIS-2004やShift_JIS-2004、UTF-8等に対応しており、jiskan16やIPAフォントなどのフォントが第3第4水準に対応しており、SKKを使う場合はSKK-JISYO.JIS3_4、Anthyで入力する場合はAnthy用の第3第4水準辞書によって文字入力が可能です。こうした環境が整備されていれば、「芹沢銈介」と入力してそのデータを処理、出力することがなんなくできるのです。

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