英単語searchの目的語

| コメント(0) | トラックバック(0)

ある日本のソフトウェア開発者がプログラムの中に適当に記した英語を見ていたら、searchという言葉の使い方を誤っているのに気付きました。

その例では、見付けたいものをsearchの目的語として記していました。例えば鍵を探すという意味を表すのに "search a key" とするようにです。これは誤りです。

こういう場合は、"search for a key" のように、for の後に探したいものが来ます。一方、searchの目的語は、探すべき場所になります。例えば "search a house" といえば、何かを見付けるために家の中を調べるということです。見付けたいものが家であるわけではありません。

辞書にはどう書いてあるか。

研究社の新英和中辞典には、searchの他動詞の説明として、「〈身体・場所などを〉捜す,捜索する」とし、注記に「【用法】 捜し求めるものが目的語にならない」とわざわざ書いています。

また、〔+目+for+(代)名〕という形で、「〈身体・所持品・場所などを〉〔...を見つけようとして〕くまなく捜す」という意味だと説明しています。見つけたいものは for の後にくるわけです。

自動詞としては、〔+for+(代)名〕という形で、「〔人・ものを〕(丹念に)捜す,捜し求める」という意味だとし、「【用法】 捜し求めるものが前置詞の目的語となる」と念を押しています。

「search = 検索する、探す」という意味はよく知られていますが、それしか覚えていないと、かなり高い確率で誤用しそうですね。こういうものは、フレーズで覚えるといいかもしれません。例えば、Yahoo辞書に載っている例に「search one's pockets for a key」というのがあります。これで覚えれば、上記のような誤りは犯さずに済むでしょう。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://yanok.net/yanok/mt-tb.cgi/361

コメントする

最近のブログ記事

電子マネーiDの隠れたお得
iDというのはSuicaやEdyのような…
Java 9 でようやくResourceBundle のデフォルト文字コードが UTF-8に
Java 9では国際化機構で用いられるリ…
Unicode 10.0リリース、変体仮名を収録
Unicode 10.0が2017年6月…
Chrome 拡張機能 Personal Blocklist でパクリサイトをブロックしよう
Google検索結果からサイトを除外でき…
Unicode の嫌なところを触ってしまった Python
Pythonとlibiconv, nkf…

広告