今時のイナカ

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またその話かといわれそうですが、この前豊富温泉に行ったときのこと。あまりの人の少なさに、都会と田舎の違いについて考えさせられました。

豊富町の人口は、町のウェブサイトによると4372人。その中でも温泉地区は市街地から離れていて、有権者は100人くらいしかいないのだそうです(豊富温泉のブログ記事に曰く、「そもそも有権者が100人を切っている豊富温泉に10名以上も移住があるというのはすごいことです!」)。イナカだといって差し支えないでしょう。

世の中の通念としてはイナカよりも都会がいいということになるのでしょう。「オラこんな村いやだ」という歌もありました。

でも、本当にそうなんだろうか、と立ち止まって考えてみたいと思います。

豊富から関東に戻ってきて、東京・新宿の人混みを歩いたりしましたが、豊富よりも新宿の人混みの方が良いとは、本当なんだろうか。新宿には映画館も大型書店も家電量販店も、便利なものがいろいろあるのは確かです。でも、暴力団やエイズやいかがわしい商売や、悪いものもいっぱいあるんじゃないでしょうか。

昔と違って、今のイナカはインフラが整備されています。道路は舗装されているし、下水道は通っているし、インターネットも携帯電話も普通に使える。イナカに対する見方を変えるべき時期が来ているんじゃないか。ネットがあれば通販で何でも買える時代です。かつてから「イナカの方がいいんだ」という声はありましたが、イナカで生活・仕事することの現実性はかつてなく高まっているといえるでしょう。土地や人件費が安いというビジネス上のメリットもあります。

東京のような大都会には、企業が集積しているといった利点があるのは事実です。それはイナカにとってはそっくりディスアドバンテージとなります。ですが、そうしたことを情報通信技術によって乗り越えたり、そもそもそんなこと気にしない仕事だったりするならば、東京にこだわる必要はどんどんなくなっていくのではないでしょうか。都会といっても、東京でなくても、札幌(人口約190万)や福岡(約150万)レベルで十分かもしれません。札幌や福岡に近いイナカに生活や仕事の拠点を置くのは、結構現実的なことかもしれません。

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