札幌・二条市場で見た文字

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この前札幌に行ったときは、この4月に新しくできた創成川公園にも足を運んでみました。

札幌の真ん中を東西に走っているのが大通公園であるのはよく知られていますが、一方南北に走っていて市街地を東西に分けているのが創成川です。南2条西3丁目、とかいう住所の東西の基点がこの川です。

今まで創成川の両岸はびっちりと自動車が走っていたのですが、それをアンダーパス化して車道だったところの一部を公園にしたのが創成川公園です。

創成川公園

車道とのかねあいもあってか、大通公園と比べるとあまり広い公園とはいえません。しかし、歩きやすくなったことで、街の東西が自然につながった印象を受けました。歩いて気持ち良い空間が増えるのは良いことです。

創成川公園をぶらぶら歩いていたら二条市場に着きました。文字通り、南2条にある市場です。ちょっと中を見てみました。

その中に、ホッケが売られていたのですが、紙に手書きされた文字が「縞𩸽」という漢字になっていました。これでシマホッケと読みます。

この「𩸽」という漢字はJIS第4水準、面区点番号2-93-44、UnicodeではU+29E3Dにあります。『プログラマのための文字コード技術入門』に出てきたのをご記憶の方もいらっしゃるでしょう。

JIS X 0213で第4水準に分類されたということはかなり頻度が低いと認定されたものと考えられます。しかし、市場をぶらぶら歩いていたら出食わす程度には、頻繁に使われているのだとも言えます。去年の夏に北海道に行ったときには、この字を3回も見かけたと、このブログに書いていました (「北海道で見た第4水準漢字」)。

第4水準とはいえ、結構あちこちで使われている字であるような印象を受けました。

最近発売された本、『魚偏(うおへん)漢字の話』(加納喜光、中公文庫)にも当然のようにこの字は登場しています。この本によると、𩸽という字は中国にはないのだそうです。

さて、余談ながら、創成川公園ではこんな光景も見て楽しみました。

水だいすき

犬が喜んで水に入って遊んでいます。このあと陸に上がって、おきまりの体ブルブル。

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