Anthyで符号つきアルファベットを入力できるようにする

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Anthy用JIS第3・第4水準漢字変換辞書を更新して第0.3版としました。

今回の主な変更点は、大文字のアルファベットから、対応する小文字のダイアクリティカルマーク付きの文字を変換できるようにしたことです。

例えば、大文字の O から小文字の ō に変換できたり、大文字の E から小文字の é に変換できたりということです。

これで何が嬉しいかというと、アルファベットを打鍵したときの挙動を思い浮かべると分かると思います。例えば、辞書上で仮に e から é に変換できるように定義されていたとします。このとき、é を入力するつもりで E のキーを押すと、平仮名の「え」になってしまいます (ローマ字入力の場合)。これでは目的の文字が入力できません。しかし、シフトキーを押して、つまり大文字の E ならば平仮名にならずにアルファベットのままでいてくれます。大文字からならば、アルファベットから変換できるというわけです。(なお、私はもっぱら月配列で入力しているのでローマ字入力のときの動作にちょっと自信がないのですが、多分あっていると思います)

本辞書のオリジナルはSKKの辞書ですが、SKKの入力は独特で、アルファベッ トからの変換はそれ用のモードから行うので、上記の問題はありません。e や o といった小文字のアルファベットから変換できるのです。今まではそれを前提とした辞書をそのままAnthyに流用していましたが、Anthyで使うにはそれでは具合が悪く、小文字の変換候補が全然使えないことになってしまいます。そこで、Anthy用として大文字から変換できるようにしたわけです。

これで、Anthyでも、「Ōdōri」のような日本語ローマ字や「Café」のような外国語も入力できるようになりました。そのほか、AE から æ が入力できたりとかいろいろ入っているので、興味のある方は辞書を覗いてみてください。UTF-8のクリアテキストなので適当なエディタで読めます。

Linux等でAnthyをご利用の方は、お試しいただけると嬉しいです。

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