2011年4月アーカイブ

byflowで遊ぶ

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ここ何日か、byflowという最近できたネットサービスで遊んでいます。これがどういうものかは@ITの記事INTERNET Watchの記事を見てほしいと思います。

対象となるアイテムは、アマゾンや楽天で買えるような商品なら何でもいいのですが、私がフォローしているところでは書籍とCD・DVDが多いように見受けられます。本好きの人なら楽しめるのではないかと思います。

@ITの記事にもありますが、自分が取り上げたアイテムを「気になる」といってくれたり「いいね」がついたりすると、それが何だか嬉しくて、続けていく動機付けになってきます。

いま試していて得られた手応えとしては、ただ無言で「持ってる」ボタンを押すよりも、短くてもいいから何かコメントを記した方が、他の人からのリアクションがあるようです。おそらく、アイテムにどういうコメントを記すかが、byflowを楽しくするかどうかのポイントとなるのではという気がしています。

TwitterやmixiやFacebookのアカウントがあれば利用できるのて、興味を持った方は試してみてはと思います。私のIDはyanokですので、フォローするのも外すのもお気軽にどうぞ。

歌舞伎の「近江源氏𨉷講釈」(おうみげんじしかたこうしゃく)の最後から3文字目の「𨉷」という字は、おそらくこの歌舞伎にしか使われない漢字ではないかと思います。JIS X 0213では第3水準、面区点1-92-41、UnicodeではCJK統合漢字拡張B、U+28277にあります。

この漢字は『新聞電子メディアの漢字』(横山詔一、笹原宏之、野崎浩成、エリク・ロング)の頻度調査では、最下位の頻度1ではなく頻度2と、用途の特殊さにしては意外に健闘しています。また、JIS X 0213で第4水準でなく、より頻度が高いとされた第3水準なのも意外な感じがします。

これは私の単なる憶測に過ぎないのですが、筒井康隆『影武者騒動』の影響によって頻度が押し上げられているのではないかと思います。『影武者騒動』は「近江源氏𨉷講釈」を元ネタにした作品です。

この作品によってとりあげられることがきっかけとなって、同じ作者が「噂の真相」誌に連載していたエッセイ『笑犬樓よりの眺望』(新潮社より単行本として刊行)に同作品について記すことによって「𨉷」という字が使われています(新潮社単行本p.393)。また、上演された『影武者騒動』の評が朝日新聞に掲載されたということから、紙面にも「𨉷」の字が使われた可能性があります。

ウェブで検索すると『影武者騒動』とは無関係に「近江源氏𨉷講釈」の題が記されたペーシもあることから(そんな場合「𨉷」は外字扱いですが)、この歌舞伎の題が単独で新聞紙面に出た可能性も勿論ありますが、上記『笑犬樓よりの眺望』によるとこの歌舞伎は現在上演されていないそうなので、その可能性はあまり高くないように思われます。

上記はあくまでもよく調べていない単なる憶測に過ぎないのですが、現代の作品にとりあげられることによって古い作品の漢字が使われることはあり得そうな気がします。もしかするとこれからも。

情報処理学会の「デジタルプラクティス」の最新号 (Vol. 2 No. 2)に、プログラミング言語Schemeの処理系Gaucheの開発者による論文が掲載されています。その中に文字コードの扱いについても少し触れられています。興味のある方は読んでみると良いでしょう。

私の目を引いたのは、GaucheにおけるシフトJISとEUCの扱いです。文中に、「選択可能な内部エンコーディングとしては、UTF-8, EUC-JP(JISX0213:2000), Shift JIS (JISX0213:2000)、およびISO-8859-Xをサポートしている」というくだりがあります。この書き方から、GaucheではシフトJISをShift_JISX0213、EUCをEUC-JISX0213として扱っていることが分かります。

このような扱い方は、規格の性質や利点を踏まえた、シンプルで分かりやすく妥当なものだと思います。

ちなみに、奥村晴彦氏の開発したコード変換プログラムkfを私がJIS X 0213対応したときも、やはり、SJISといえばShift_JISX0213 (Shift_JIS-2004)、EUCといえばEUC-JISX0213 (EUC-JIS-2004)のことだ、という方針で行いました。JIS X 0213はJIS X 0208の上位互換なので、これでいいのです。

また、Ruby 1.8でも、ドキュメントにそうは書かれていないものの、SJISを指定したときにはShift_JIS-2004の、EUCを指定したときにはEUC-JIS-2004のデータを処理することができます。私がRubyを使うときにはこれによってJIS X 0213のデータを処理しているのです。(Ruby 1.9はまだJIS X 0213の符号化方式に対応していないようです。今後の対応が期待されます)

SKKではJIS第3・第4水準漢字の辞書を開発・利用しているので、その辞書ファイルを処理するには、こうした処理系が役に立ちます。Pythonのように、JIS X 0213の符号化方式から内部的にUnicodeに変換できるものでもいいですけども。

現代日本のテキストを処理しようとするなら、現代日本の文字に対応した文字コードが必要です。それは、Shift_JIS-2004やEUC-JIS-2004やUTF-8等のことであって、プログラミング言語がそれらの文字コードに対応していることが求められます。

桜の季節

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ここ南関東では今まさに桜の季節を迎えています。

Cherry blossoms over a river / 川の上の桜

川の上の桜。

Cherry blossoms / 桜の花

桜の花のアップ。

Cherry blossoms and a bird / 桜とヒヨドリ

桜の枝にヒヨドリがとまっているところを撮影できました。

桜のある川辺

小川を親水公園として整備した所で、両脇に桜の木が並んでいました。

天に向かう桜

晴れた青空に向かってうんと伸びるように花を咲かせていました。

福島第一原発の事故以来、シーベルトだとかベクレルだとか、人生のどこかで聞いたことはある筈だけどすっかり忘れていた単位を意識しなければならなくなりました。かかる事故が発生した以上は仕方がない。

放射線というのはいつでも自然界にあるものだから、「あるか、ないか」の問題ではない。「どの程度」あるかを問題としなければなりません。

事故を起こした原発から放射性物質が飛んできても、単に飛んできたというだけでは、問題になりません。肝心なのはその量です。放射線を考えるときは、常に数字を見て判断しなければならないということです。それなしにはどんな議論も不毛です。

私はときどき、測定されている東京の放射線量をチェックしていますが、今のところ全く問題になる量ではありません。

多分、そのうち(既に?)書店の店頭には放射線について一般向けに分かりやすく解説した本が並ぶものと思います。そういう本を見て、どの程度の数値なら問題になるのか、よく考える必要があります。

ウェブサイトには専門家が素人の疑問に答えるものがあります。「専門家が答える 暮らしの放射線Q&A」というサイトはなかなか良いと思います。疑問があれば自分で質問を投稿することもできます。

原発の事故そのものについては、世界的な科学雑誌「ネイチャー」が提供するQ&Aが読みやすく、参考になります。これは日本語訳されたものですが、外国人に情報を提供するにはこの翻訳の元になったものを見せるのがいいのではと思います。

ウェブで出回っている情報の中には、大変誤解されているものもあるので注意が必要です。

その代表格は、ドイツ気象庁のシミュレーションでしょう。ドイツ気象庁と聞いて、日本地図の上を雲のように覆う絵が頭に浮かんで「あああれか」と思った人は、東北大虻川研のこの記事を是非見ておくべきです。問題のシミュレーションは、「ある時点で福島第一原発から放射性物質の放出があったとしたら」その後風に乗ってどう拡散するか、というシミュレーションにすぎません。現実の放射線量を意味しない図であることをよく念頭に置く必要があります。地図の絵だけ見て誤解しないように。

放射線を闇雲に怖がるのも良くないし、逆に無根拠に問題ないと思うのも良くありません。数字に基いて科学的合理性のある判断を下すことが何より重要です。

こういう事故があったときに被害者意識を持つのも良くないし、あるいは歪んだ加害者的贖罪意識を持つのも、現実の役に立ちません (ある種の政治的傾向を持つ人は他人の被害者意識や贖罪意識に訴えかけようとするので注意が必要です)。科学的・現実的な態度が求められます。

阪神大震災のときに記憶に残っているのが、「頑張れ」という言葉は被災地の人にとってはあまりありがたいものではないらしいということです。

言われた方からしたら、自分は既に精一杯頑張っているというのに、これ以上何を頑張れというのか、という気持ちになるようです。そういえば、うつ病の人にも「頑張れ」というのは良くないといいます。「頑張れ」というのは、エネルギーの十分にある人に対して有効な声援なのでしょう。

そういう記憶があったので今回は、あまり「頑張れ」という言葉が使われないのではないかと予想していたのですが、テレビなどを見ていると案外そうでもないようです。被災者の気持ちは阪神のときとそうそう変わるものでないでしょうから、また「あんまり頑張れっていうな」といった主張が出てくるのではないかと思います。

ただ、小さな子供や日本語の苦手な外国人が「頑張れ」というのをそんな風に批判する人はいないでしょう。

「頑張れ」というのは応援の表現として極めて自動化された言葉です。いわば、最も安易な表現です。

だから、声をかける方の立場としては、自動化した言葉でなく自分の気持ちにもっと合った表現を選ぼうと心がけるのが良い。一方声をかけられる側は「頑張れ」と言われたなら、ああこの人は自動化された安易な表現しか思い付かなかったんだなと、言葉尻にとらわれずに寛大にやり過ごすのが良いのだと思います。

先週末、1泊の温泉旅行に行ってきました。ぬるい湯の温泉にゆっくりつかって、リラックスできました。

温泉に行こうと思ったのは、震災以降、緊張やストレスが溜まっているなと感じたからです。

行ってみたら、ずいぶん効果があったように思います。まず、遠くに来たというだけで、気持ちが解放された感じがあります。街から外れた、のどかな場所だったのも良かったかもしれません。

温泉にゆっくりつかって体の力を抜くと、おおいに気分転換になります。劇的な効果、といってもいいかもしれません。なにしろ、時が時ですから。

いま観光地は国内外の観光客が減って、大変な状況だと聞きます。被災地では全然ない北海道や九州でも、宿泊客のキャンセルが相次いだと報じられています。

このときにそういう観光地や温泉地に行くのは、行った先の観光業界にとっては願ってもないことで、一方自分にとっても、すいた快適な状況で観光できるので、どちらにとってもいいことだと思います。

皆さんも温泉旅行、いかがですか。

天気情報サイトtenki.jpの地震情報の地図はブログに貼り付けられることに今更ながら気付きました。

そこでテスト。3月11日のあの地震を貼るとこんな具合です。

沖縄以外のほぼ全国が揺れたことが一目で分かります。九州で揺れを感じた人は震源が東北の方だとは思いもしなかったことでしょう。

震度6の地域が広いことにもただただ驚きます。

東京電力の計画停電はここ10日ぐらい実施されていません。暖かくなるにつれて暖房需要が減ってこのまま計画停電が終了するのでしょうか。あるいは、ぐっと冷え込んで停電が復活することもあるのでしょうか。また、夏に再び計画停電が実施されるのかもしれません。

そんな状況ですが、ここでは計画停電に対する私の備えを紹介したいと思います。

停電時の強い味方がヘッドランプです。頭につけるライトです。

停電への備えといえば懐中電灯を想像する人が多いかと思いますが、懐中電灯はどうしても片手がふさがってしまいます。また、照らしたい方向に手で電灯を向けてやる必要があります。

一方ヘッドランプならば、両手が空くので、トイレでもどこでも普段通りに動くことができます。顔を向ければそちらが照らされるので、持っていることを意識せずに使うことができます。懐中電灯よりもずっと使いよいのです。

ヘッドランプは、登山・アウトドア用品店や、釣具店で買うことができます。夜間活動する趣味に使われるアイテムであるわけです。私は、かつて天文サークルにいたときにヘッドランプに親しんでいました。

ヘッドランプには電池が要ります。私はヘッドランプにエネループを装備しています。

計画停電とエネループは相性がいいと思います。停電したら使って、電気が通じたら充電すればいいわけです。

中村元『原始仏典』(ちくま学芸文庫)を読んでいたらJIS第3水準漢字を見かけました。

釈尊が修行に出る前にもうけた子供、ラーフラ (羅睺羅(らごら)) の「睺」、1面88区88点です。EUCではF8F8、SJISではECF6というコード値になります。p.27に記されています。

これは以前書いた記事、「興福寺で見たJIS第3水準漢字」にも出てきました。それだけ必要性が高いといえるでしょう。

SKKの辞書SKK-JISYO.JIS3_4では、「らごら」という読みから変換できます。

これからは常にJIS第3・第4水準漢字を符号化できる文字コードを使うのが良いといえます。常に、というのは、SJISを使いたいときはShift_JIS-2004、EUCならEUC-JIS-2004を使うということです。私はそうしてます。

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