交流拠点としての札幌

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私は札幌から南関東に引っ越してもう十年以上になりますが、今でも北海道とりわけ札幌のことをよく考えます。むしろ以前よりも、北海道・札幌がより良くなってほしいという願いは強くなっています。

札幌がより良くなるためには、交流拠点としての性質に目を向けてはどうかと思います。

全国から人が集まるような会議やイベントなどの場合。札幌は他の地域から遠いというイメージがあります。それは一応その通りでしょう。しかし、その分、航空路線が充実していて、全国各地から飛行機で新千歳空港に行くことができます。だから却って全国規模の交流の拠点としては向いているという見方もできます。

また、国際的な場合。北海道は今や、中国・韓国・台湾など東アジア地域の人々にとって人気の観光地となっています。中国人が日本で旅行に行きたい場所のトップが北海道だという調査が報道されていました。また、台湾では新婚旅行で北海道に行くカップルが増えたという話も聞きました。そんなわけなので、国際的な会議などでは、開催地を札幌に設定することでアジア圏の人々の関心を高めることができるでしょう。

実際、電子書籍規格のEPUBの国際標準化の会議を日本でやることになったとき、日本人が最初は東京で開催しようとしていたのですが(なんとなれば自分が東京にいるから)、韓国人の要望で札幌になったということがあったそうです。札幌にはそれくらいブランド価値があるのです。

また、札幌ではありませんが、EDIなどの国際標準化を行うUN/CEFACTの会議を小樽で開催して好評だったという話を聞いたこともあります。

これを踏まえて札幌の人にお願いしたいのは、国際的な交流拠点としての地位を確立するような政策を推進していただきたいということです。交流拠点となったならば、次には国際的な活動拠点となる道が見えてくるでしょう。そうすれば多国籍企業が事業所を構えたりして、企業活動の活性化につながります。

交流拠点ということで思い起こすのは、レナード・バーンスタインの提唱によって札幌で始まった国際教育音楽祭、パシフィック・ミュージック・フェスティバル (PMF)です。こういうのも一つのヒントになるでしょう。

国際的な交流拠点そして活動拠点となることが、札幌の次代の繁栄の鍵となると私は信じます。

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