インデックス投資の環境が整ってきた

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山崎元、水瀬ケンイチ『ほったらかし投資術』(朝日新書)を読みました。

投資というと何を思い浮かべるでしょうか。株式、投資信託、不動産、金。自分でやっているという人もいれば、そんなおっかないことは自分にはできない、やらない、という人もいるでしょう。

本書は、投資信託を利用した投資法を紹介しています。それも、インデックスファンドという種類の投資信託を利用するものです。これは、日本の株式ならば日経平均やTOPIXといった市場の指標に連動した運用を目指した投資信託です。インデックスファンドの対義語はアクティブファンドです。アクティブファンドは日経平均などのベンチマークに勝つことを狙って運用されるファンドですが、実際にはベンチマークに勝っているアクティブファンドは多くなくなおかつコストが高いのでおすすめでないというのが本書のスタンスです。

インデックス投資自体は以前から知られている投資法です。本書が特徴的なのは、実際にインデックス投資を実践している一般の人が共著者であることです。この水瀬氏のブログは同種のものとしては大変人気のあるブログです。このブログがきっかけで同書の執筆を手がけるようになったそうです。(余談ながら、水瀬氏と私は同年生まれで勤務先の業種が同じなど共通点が多く、親近感を抱きます)

水瀬氏の「実践編」と山崎氏の「理論編」とから本書はなっています。理論編は、全く初めての人が読むには少々 (かなり?) 難しいと思います。理屈や専門用語の込み入った箇所が分からなければとりあえず飛ばして読んで、結論だけ覚えておき、後日知識が増えてから読み直すという読み方でも構わないでしょう。一方、実践編は初心者向けです。具体的な投資信託を取り上げて良い点などを論評しているくだりもあり、実際に投資する参考になるでしょう。

本書でも触れられていますが、インデックス投資の環境は最近何年かで着実に進歩を遂げています。低コストで国内外の株式・債券に投資できる投資信託やETFが登場し、ネット証券を使うと月々の積立て投資が小額から可能になったのです。

投資というと「以前株式をいくつか売り買いしてみたことがある、でもリーマンショックでひどいことになって慌てて撤退した」というような人は、本書を読んでみると新しい発見があるのではないかと思います。

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