JIS X 0213の「◑」(1-8-72)や「◐」(1-8-71)が日本語のアクセントの表記のために使われる記号であることは規格票の説明から知っていたのですが、具体的にどう使われるものなのかまでは全く分かりませんでした。その使い方を知ったのは、小学館の「句読点、記号・符号活用辞典。」によってでした。またこの辞典にはアクセント以外の用法が用例付きで掲載されているのも興味深いです。全般にこの辞典は用例が豊富なのが面白い。
この記号は、アクセントが拍の途中で上がるまたは下がることを示すのに使うのだそうです。京都の方のアクセントを表すのに必要らしいです。
手がかりとなるキーワードが分かったので、ウェブに用例がないかと検索してみたら、見付かりました。あるページには、こういう記載があります。
アクセントの専門書では、左半分が黒く右半分が白い丸印(◐)を使って表記するのが一般的なのですが、あいにくJISコードにこの記号がないため、やむを得ず「下降」を連想させるような記号で代用しています。
ただし記号そのものは画像を使って表しています。JIS X 0208に記号が足りないばかりに、余計な手間がかかってしまっていたようです。JIS X 0213を使えばこうした手間は不要になります。
このページによると、京阪式アクセントでは「
さて、私が「◐」「◑」という記号を見て最初に思ったのは、「これは半月だな」ということです。よくカレンダーや手帳に、新月、上弦、満月、下弦といった月の満ち欠けが記載されていることがあります。そのうち、上弦や下弦を「◑」「◐」の形で記していることがあるからです。実際、この用法も先の辞典には記されています。
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