興福寺で見たJIS第3水準漢字

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旅行で奈良に行ってきました。

奈良には見所がいっぱいありますが、中でも興福寺の国宝館は圧巻でした。奈良時代や鎌倉時代の素晴らしい仏像を見ることができます。東京の博物館に展示されて話題になった阿修羅像を始めとして、いきいきとした表情豊かな、しかも1300年も前に作られたものが、いくつも見られるのです。

そんな素晴らしい仏教美術に囲まれた中でも私の目は、展示の説明にあったJIS第3水準漢字を見逃しませんでした。気が付いただけで2つありました。ひとつは、釈尊の弟子の「目犍連」の「犍」(1-87-71)、それに「羅睺羅」の「睺」(1-88-88)です。

これらの漢字は、興福寺のウェブサイトの文化財一覧のページでは画像に作ってあります。文化財一覧のページで、この2つ以外で同様に画像にしている字には、「淄州大師画像」の「淄」(1-86-81)、「緑釉塼」の「塼」(1-15-59)がありました。これらはいずれもJIS第3水準漢字です。このウェブサイトはShift_JISで符号化されています。Shift_JISの上位互換であるShift_JIS-2004を使うか、あるいはUTF-8を使えば、画像でなく文字として扱うことができます。

もちろんこれらの漢字は、興福寺にだけ関係のある文字ではありません。仏教を語るうえではJIS第3・第4水準漢字は欠かせないということでしょう。これからはJIS第3・第4水準漢字を符号化できる文字コードを使うことが、仏教文化のためにも必要だといえます。

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